発達障害と診断されるまで2
最初の会社を退職後、発達障害について調べては、
自分にあてはまっているのではないかと周囲に相談した。
しかし、その時は気のせいだとたしなめられた。
きっと考えすぎて、鬱状態なんだと。
次の会社
前回のパワハラいじめ満載の会社を退職後、次の会社に勤めた。
そこでも私は失敗を犯す。
まず前提として、数字関係は発達障害の鬼門である。
その上で私は、前回は会社と人間関係が良くなかった。
次は前回の失敗(仕事上の)を繰り返さないように、スピード重視ではなく、
少人数で、なるべく1人で業務ができる環境を希望した。
その考えは良かったが、職種がそもそも間違いだった。
今度は会社自体は小売業だったが、職種が経理だった。
そう、全く違う畑の仕事は再就職にも不利であり、
経験が浅い私は前職とどこか近しい仕事で勝負するしか考えられなかった。
不安は沢山あったが、前回とは状況が違う、大丈夫だと自身に言い聞かせ、
再就職の扉を開いた。少人数で、人間関係も悪くない、
仕事も落ち着いた環境で出来るのでミス自体の数は減っていた。
しかし、ミスの数自体は減ったものの、自分に任せられる仕事が増えた分、
仕事の重要度が上がっていった。その分、上司に何度もミスを庇ってもらい、
書類のミスで上司を提携先の委託会社まで出向かわせることも多々あった。
これもなぜミスをするのか、落ち着いて何度も書類を確認するも、
結局同じ間違えを繰り返してしまった。
そして、私自身の至らなさで申し訳なさすぎてもう迷惑はかけられない、と
止むなく退職の道を選んだ。
これはやはり私が”普通”ではないんだ、とこの時確信した。
この日をきっかけにして、数年後、病院で診断を受けることになる。